シアリスの効果

バイアグラとレビトラがほぼ同等の効果を示し、バイアグラの扱いづらい点を改善したのがレビトラでしたが、シアリスはこの二つのED治療薬とは作用が大幅に異なります。シアリスはとにかく作用時間の長さを重視した薬であり、即効性は低いものの丸1日以上効果が持続するという脅威の持続時間から、バイアグラ・レビトラよりもさらに扱いやすい薬となっています。

 

シアリスは海外ではウィークエンドピルとの異名を持つほどで、最大36時間持ちますので、まさに週末を丸々カバーすることもできるほどのED治療薬なのです。さらに食事による影響も受けにくく、とにかく扱いやすい薬と言えるでしょう。バイアグラやレビトラは作用時間が最大4時間程度ですので、どうしても事に及ぶ前に飲む必要があります。それ自体がストレスでEDを悪化させるケースも少なからず報告されていましたが、シアリスの登場によって重圧から開放されたという声は非常に多く聞かれました。

 

勃起への作用の仕方は即効性が低く、飲んですぐに勃起力が高まるわけではないため、確実に事前に飲んでおく必要があります。しかし事前に飲んでさえいればその後に気にしなければならないことはなく、また即効性が低いことの裏返しとして勃起力の向上も自然な形で現れるため、マイルドな効き方が好ましいと感じる人は多いようです。バイアグラとレビトラとは有効成分が大きく異なるため、他の薬はいまいちだったがシアリスはばっちりだと感じる人も、その逆もあるでしょう。

 

シアリスの副作用

 

シアリスは効果の出方がバイアグラ・レビトラと大きく異なるのと同様に副作用のプロファイルも二つと異なる傾向を示します。副作用の症状としては顔のほてり・充血・頭痛とバイアグラやレビトラと同じような副作用がよく見られますが、発症率は統計によると27.2%程度の発症率にとどまっており、9割程度の利用者が軽微な副作用を体感するバイアグラなどとは一線を画します。ただしシアリスは遅効性であり、服用後ジワジワと効き始め最大36時間程度効果が持続するため、副作用が起きていることを体感しにくいという点もあるかもしれません。急激にほてりが起こればそのことを実感しやすいですが、数時間かけて少しずつほてりが出たとしても、本人がそれに気づきにくいということです。いずれにしても、副作用は起きても軽微な症状にとどまることが多いのは確かです。

 

副作用の出方が緩やかなシアリスですが、禁忌事項はバイアグラ・レビトラとあまり変わりありません。やはり硝酸剤との併用は厳禁であり、血圧異常や血管異常を持つ人、肝障害を持つ人なども禁忌対象となっています。シアリスは併用禁忌薬がバイアグラ・レビトラに比べれば少ないのですが、それでも狭心症治療薬・降圧剤として広く用いられる硝酸剤との併用ができないことは大きな制限ではあります。硝酸剤との併用では血圧の極度低下による命に関わる症状が出る可能性がありますので、必ず医師の指示に従って正しく服用してください。

 

シアリスの偽造品が存在する?

 

バイアグラ・レビトラよりも後発のもっとも新しい薬であるシアリスも、やはり市場には偽造品が出回っています。3種類のED治療薬はそれぞれ有効成分や成分配合が異なるため、どれが効くかは体質によって異なり、3種類全て出そろった現在でも全ての薬にまだ需要があるとはいえ、やはり最も需要が多いのが効果時間が長く緩やかに効くシアリスです。それだけに、偽造品の製造や流通に最も勢いがある薬とも言えてしまいます。

 

シアリスは効き目が緩やかであり、副作用も出にくく実感しにくいのが特徴です。飲んでしばらくは効果が薄く、徐々に気づかないうちに勃起力が高まっているといった使用感の薬ですから、シアリスの偽造品・粗悪品はバイアグラなどとは異なり、有効成分を全く含まない偽薬であることが多いのです。バイアグラの偽造品として何の効果もない偽薬が流通すれば、飲んですぐにそのことに気づきますが、シアリスは元々効果の強さ自体も弱く効き方も緩やかであるため、服用しているにもかかわらず偽薬であることに気づかないケースが実際にあるのです。

 

シアリスは流通している薬に占める偽造品の割合がバイアグラ・レビトラよりさらに高く、個人輸入などでシアリスを入手するのは無謀です。パッケージや錠剤から見分けることもほぼ不可能ですので、きちんと病院で処方箋をもらい正規品を処方してもらってください。いくら安いとはいえ、何の効果もない偽薬をつかまされることを考えれば安物買いの銭失い以外の何者でもありません。